本記事では「Aseprite」(エースプライト)の導入方法(日本語化)やおすすめのテーマについて紹介しています。初めての方にも分かりやすく解説していますので、参考にしてみてください。
※現時点での「Aseprite」最新バージョンは1.2.31となります。(2022年7月10日現在)
Aseprite(エースプライト)とは
ドット絵の制作に特化した有償のペイントツールです。
Windows、Mac、Linux(Ubuntu)で利用可能で、有志による日本語化もあるため、本格的にドット絵を描きたい方にはおすすめのツールとなっています。アニメーション制作に便利な機能が多く、ドット絵の制作ツールの中では非常に高機能となっています。
Aseprite(エースプライト)の入手方法
Asepriteは海外製のダウンロード販売のみのソフトウェアで、海外サイトから購入が可能です。
おすすめは日本語対応しているは Steam(2,050円)です。 Aseprite公式サイト(19.99ドル) などでも購入可能ですが、Steamで利用できるSteamキーとソフトウェアのZIPファイルが同梱されているだけですので、どこで購入しても中身は同じとなります。
特にこだわりが無ければ日本語対応しているSteamでの購入が支払いも簡単なため安心と言えます。
購入先 | URL |
---|---|
Steam(2,050円) | http://store.steampowered.com/app/431730/Aseprite |
Aseprite公式サイト(19.99ドル) | https://www.aseprite.org/ |
itch.io(19.99ドル) | https://dacap.itch.io/aseprite |
Humble Store(19.99ドル) | https://www.humblebundle.com/store/aseprite |
Gumroad(19.99ドル) | https://gumroad.com/l/aseprite# |
Aseprite(エースプライト)を無料で利用する方法
自身でビルドできる場合はAseprite(エースプライト)のソースコードがGithubにて公開されていますので、無料で利用することも可能です。
Aseprite(エースプライト)の体験版について
データの保存以外はすべての機能が利用できる体験版がありますので、スペック面での動作や使いやすさなど、事前に確かめることも可能です。
Aseprite(エースプライト)の日本語化
Asepriteのインストールが完了している前提で日本語化の手順を解説していきます。
Asepriteはv1.2.7.3からは日本語導入が可能となり、v.1.2.7.3にて言語切替機能が実装されました。
日本語化に必要なファイルをダウンロード
日本語化に必要なもの以下の2つファイルとなります。
下記のリンクより【日本語用パッケージ】と【日本語用テーマ】ダウンロードしましょう。
デスクトップなどのわかりやすい場所にを保存してください。
日本語対応バージョンか確認する
日本語に対応したバージョンは1.2.7.3以降となりますので、1.2.7.3未満の場合はアップデートを行いましょう。
バージョンは以下の方法で確認できます。
上部メニュー❶の【Help】から❷の【 About】 をクリックします。
以下のダイアログ画面が表示され❸よりバージョンが確認できます。
日本語用パッケージとテーマをインストール(取り込み)する
上部メニュー❶の【Edit 】から❷の【Prefarences】をクリックします。
ダウンロードしたファイル【aseprite-theme-ja.zip】を選択して【OK】をクリックします。
同じ操作を繰り返し【Add Extention】から【language-extension-ja.zip】を選択して【OK】をクリックします。
以上でインストール(取り込み)は完了です。
❼にて【japanese】と【Aseprite Default Theme:ja(PixelFonts)】が追加されていることが確認できます。
言語設定を日本語に変更する
上部メニュー❶の【Edit 】から❷の【Prefarences】をクリックします。
【Prefarences】画面の左メニューから❸の【General】を選択します。
❹のエリアにてScreen Scalingを「100%」、UI Elements Scalingを「200%」、Languageから「japanese」を選択して❺の【OK】ボタンをクリックします。
以上で言語切替設定は完了です。画面が日本語になっていることが確認できます。
日本語化対応のテーマに変更する
上部メニュー❶の【編集】から❷の【 環境設定】をクリックします。
【設定】画面の左メニューから❸の【テーマ】を選択します。
❹のエリアにて「aseprite-theme-ja(PixelMplus)」または「aseprite-theme-ja(k8x12)」を選択して❺の【選択】ボタンをクリックします。
以下の画面が表示されますが、❻の【スケールを調整しない】をクリックして、❼の【OK】ボタンをクリックします。
UIが見やすいおすすめの日本語対応テーマ
下記のテーマを利用して、フォントを調整することで非常に見やすいUIへと変更することが可能です。
上記のリンクよりテーマをダウンロードしてインストール(取り込み)後、環境設定よりテーマを変更します。
「Minimal Dark HD」テーマが適用されても、適用時点では日本語の表示フォントが少しおかしいので、設定を変更します。
【編集】の【環境設定】から❶の【テーマ】の画面を開きます。
❷の「Minimal Dark HD」 を選択後、画面右下の ❸の【フォルダを開く】ボタンをクリックしてフォルダを開き、theme.xml を開きます。
7~12行目のフォントを設定している部分を変更したいフォントのファイル名に変更して書き換えましょう。
ここでは【 BIZUDPGothic-Regular.ttf 】に書き換えます。
<font id="default" name="BIZUDPGothic-Regular" type="truetype" file="BIZUDPGothic-Regular.ttf" size="12">
<fallback font="Unicode" size="12" />
</font>
<font id="mini" font="BIZUDPGothic-Regular" size="11">
<fallback font="Unicode" size="11" />
</font>
Aseprite(エースプライト)のシステム要件
OS: Windows Vista, 7, 8, or 10
メモリー: 128 MB RAM
ストレージ: 40 MB以上の空き容量