Capture2Text(キャプチャートゥーテキスト)は、画面上のテキストを簡単にテキストデータに変換できる無料のOCRソフトです。 海外製ゲームの画面や論文・資料の電子化、などに役立ちます人気を博しています。本記事では、Capture2Textの無料ダウンロード、インストール、および基本的な使い方について解説していきます。
Capture2Text とは
Capture2Text(キャプチャートゥーテキスト)は、Windows用の無料のOCR(Optical Character Recognition)ソフトウェアで、画面上のテキストをキャプチャしてクリップボードにコピーすることが可能で、GNU General Public Licenseの下で提供されています。
画像内の文字列やPDF内の文字列も読み取れ、テキストを書き出す際の補助的なツールとして使用され、幅広い用途で活用されています。使い方はシンプルで、ソフトウェアを起動し、認識させたいテキスト部分をマウスで選択するだけです。多言語対応に対応しており、キャプチャしたテキストを異なる言語に翻訳することも可能です。読み取りを開始するためのホットキーはユーザーが自由に変更でき、使用方法に合わせて調整が可能です。
Capture2Text の主な機能
- OCR: 画面上のテキストをキャプチャして、テキストデータに変換
- 翻訳: 認識したテキストを翻訳
- 読み上げ: 認識したテキストを読み上げ
- 編集: 認識したテキストを編集
- 保存: 認識したテキストを保存
Capture2Text のダウンロード方法
ダウンロードするには、Capture2Text の公式サイトを開きます。
Downloadsボタンをクリックして最新のバージョンをダウンロードしましょう。
Capture2Text の初期設定
ダウンロードした Capture2Text
のzip ファイルを解凍ソフトで任意の場所に解凍します。
フォルダ内の Capture2text.exe
ファイルを実行すると、タスクトレイにアイコンが表示されるので、アイコンを右クリックして、Settings を開きます。
ホットキーの設定
Capture2textを開くためのショートカットキーの割り当てましょう。
デフォルトは Windowsキーを押しながらの設定になっているため、ワンボタンで使用できる設定がおすすめです。
表示方法の設定
「Save to clipboard」と「Show popup window」にチェックを入れることで、別ウィンドウでテキストデータを確認することが可能です。デフォルトではチェックが入っている状態です。
翻訳の設定
「Append translation to clipboard」と「Show translation in popup window」にチェックを入れることで、別ウィンドウで翻訳を確認することが可能です。デフォルトではチェックが入っている状態です。
OCRでテキストに変換する言語を、どの言語に翻訳するかの設定を、全て日本語「Japanese」に変更します。
Capture2Text の基本的な使い方
Capture2Textを起動します。ホットキーを押下します。
(予め使いやすいホットキーを設定しておきましょう。)
※デフォルトではWindows+Qキーとなっています。
OCRを行う範囲を指定するキャプチャーボックスモードに変わるので、マウスでキャプチャしたいテキストを選択します。
- マウスの右ボタンを押下したままドラッグすると、キャプチャーボックス全体を移動できます。
- ホットキーをもう一度押すと、OCRを完了します。(マウスの左クリックまたは、 Enter キーを押しても完了できます。)
選択したテキストがクリップボードに読み込まれ翻訳されます。