ハードディスク、メモリーカード、USBメモリなどの大切なデータを誤って削除してしまったなんてことは誰もが経験していると思います。そこで便利なソフトとしてファイルの復元ができるDiskDiggerです。削除データをスキャンし、復元することが可能です。本記事ではDiskDiggerのダウンロード及び使い方(ファイルの復元)などについて解説していきます。
DiskDiggerとは
DiskDiggerとは、Defiant Technologies, LLC.が開発したWindows・Linuxに対応した、削除したファイルを復元することができるフリーソフトで、ハードディスク(HDD)/CD/DVD/メモリーカード/USBメモリなどの記録メディアの削除データをスキャンし、復元することが可能です。復元可能なデータはドキュメント・画像・動画・音声など多くの形式に対応しています。また、ゴミ箱からファイルを削除した場合でもDiskDiggeなら復元が可能です。
DiskDiggerのダウンロードと起動方法
下記よりDiskDiggerのサイトにアクセスし、「Download」ボタンをクリックして圧縮ファイルdiskdigger.zip
をダウンロードします。
※ファイルはデスクトップなど適当な場所に保存しましょう。

ダウンロードした圧縮ファイルdiskdigger.zip
を解凍し、DiskDigger.exe をクリックして起動します。

ユーザーアカウント制御の確認画面が表示された場合は【はい】をクリックしましょう。

初回起動時にライセンス契約の同意が綿「License Agreement」が表示されるため、内容を確認したうえで、【同意】ボタンをクリックします。

DiskDiggerによるファイル復元(使い方)
DiskDiggerが起動したら、復元ファイルを探したい、ハードディスクなどの記録メディアを選択し、【次の】ボタンをクリックします。

削除されたファイルだけスキャンしたい場合は【ファイルシステムをスキャンする(削除されたファイルをスキャンする)】を選択し、【次の】ボタンをクリックします。
スキャンが開始されるので、完了するまで待ちましょう。スキャン多少のファイル数が多いほど時間がかかります。

スキャンが終了すると 「ドライブのスキャンを終了しました。ファイル発見しました。」 のダイアログが表示されるので【OK】ボタンをクリックします。

検索結果が一覧で表示されるので、復元したいファイルをクリックして「選択されたファイルを保存」を クリックします。
赤色の丸アイコンがついているものはファイルの復元が不可のデータとなり、緑色の丸アイコンのものは復元が可能なデータとなります。

復元したいファイルが見つかったら、ファイルを選択し「選択されたファイルを保存」をクリックします。
複数選択したい場合はCtrlキーを押しながら対象ファイルをクリックして複数選択も可能です。

ファイルの保存先を指定し【OK】ボタンをクリックします。
保存場所を指定する画面が表示されるので保存先を指定して選択して保存します。

その後、ライセンス(有料版)登録キー画面が表示されるが、5秒間待てばライセンス無し(無料版)で復元できる【続行登録なし】のボタンクリックできるようになるため、クリックして復元を完了させましょう。

以上でファイルの復元は完了です。
DiskDigger 対応ファイル形式一覧
- JPG – Pictures stored in digital cameras and on the Web (Joint Photographic Experts Group)
- PNG – Portable Network Graphics
- GIF – Graphics Interchange Format
- BMP – Windows and OS/2 bitmap image
- TIFF – Tagged Image File Format
- ICO – Windows Icon
- ANI – Windows animated cursor
- CR2 – Canon raw image
- SR2 – Sony raw image
- NEF – Nikon raw image
- DCR – Kodak raw image
- PEF – Pentax raw image
- RAF – Fujifilm raw image
- RW2 – Panasonic/Lumix raw image
- LFP – Lytro raw image
- MPO – Images from 3D cameras (Multiple Picture Object)
- DNG – Adobe Digital Negative
- SVG – Scalable Vector Graphics
- HEIC/HEIF – High Efficiency File Format image
- PSD – Adobe Photoshop image
- RAS – Sun raster image
- PSP – Paint Shop Pro image
- Thumbcache – Windows thumbnail cache
- IFF – Amiga images and other media
- ART – AOL Art images
- WMF – Windows MetaFile
- EMF – Enhanced MetaFile
- WMZ, EMZ – Compressed MetaFiles
- DICOM – Medical imaging format
- WEBP – WebP images
- PCX – ZSoft PCX images
- CDR – CorelDraw images
- INDD – Adobe InDesign documents
- CP – Adobe Captivate documents
- AI – Adobe Illustrator documents
DiskDiggerのまとめ
DiskDiggerは無料版と有償版があり、無料版では基本的にはデータ復元前のスキャンのみ行うことができるので無料スキャンを行って復元可能であれば、有償版を購入するのがよいといえます。他社の「Data Recovery Wizard」、「Recoverit」などに比べて安価にファイルの復元・復旧が可能です。
また、DiskDiggerはインストールの必要がなく、日本語にも対応しているため、初心者にもおすすめツールと言えます。