パソコンを遠隔で操作できたら便利だと思いませんか？外出先で自宅や会社のパソコンにアクセスしたり、誰かの端末をサポートしたい時など、Googleが無料で提供しているGoogleリモートデスクトップでどこからでも自宅・会社のPCを操作することが可能です。
本記事では、Googleが提供する遠隔操作ツール（リモートデスクトップ）の使い方や活用シーンをわかりやすく解説します。初心者の方でも今日から使える内容になっていますので、ぜひチェックしてみてください！
リモートデスクトップとは？無料で使える遠隔操作ツール
Googleリモートデスクトップは、Google Chromeブラウザの拡張機能、または専用アプリとして提供されている無料の遠隔操作ツールです。インターネット環境さえあれば、自宅のPCを外出先のスマホから操作したり、会社のPCを自宅から操作したり、といったことが手軽に実現できます。
Googleリモートデスクトップの主な特徴
- 完全無料で追加費用は一切かかりらない
- Windows、Mac、Linux、ChromeOS、Android、iOSなど、様々なOSに対応
- ローカルPCとリモートPC間でファイルを安全に転送可能。（遠隔操作中）
- Googleの高いセキュリティ技術で保護されている。
- Googleアカウントされあれば、簡単に設定が可能。
Googleリモートデスクトップの主な機能
- リモートPCの画面をリアルタイムに表示し、マウスやキーボード操作をそのまま反映可能
- ローカルPCとリモートPC間でテキストや画像のコピー＆ペーストが可能
- リモートPCの音声をローカルPCで聞くことが可能
- リモートPCに複数のモニターが接続されている場合、それらを切り替えて表示・操作可能
- ローカルPCとリモートPC間でファイルのアップロード・ダウンロードが可能
Google Chromeリモートデスクトップの使い方
遠隔操作するための設定手順
操作する側のPC（クライアントPC） と 操作される側のPC（ホストPC） それぞれの設定方法を解説します。
操作する側のPC（クライアントPC）
操作される側のPCに Google Chromeブラウザ がインストールされていることを確認しましょう。
まだインストールされていない場合は以下で解説を参考に、ダウンロードしてインストールします。
Chromeブラウザが開いたら、右上のメニューボタン（縦の三点リーダー）をクリックし、「拡張機能」から「Chrome ウェブストアを開く」を選択します。
次にChrome ウェブストアで「Chrome Remote Desktop」 を検索して、検索結果に表示された「Chrome Remote Desktop」をクリックします。
検索結果に「Chrome Remote Desktop」という拡張機能が表示されます。
画面右上のある青いChromeに追加 ボタンをクリックします。
Googleリモートデスクトップがアクセスを要求する権限を確認する確認画面が表示されます。
問題がなければ 拡張機能を追加ボタンをクリックします。
インストールが完了すると、Chromeブラウザの右上にGoogleリモートデスクトップのアイコン（モニターのようなマーク）が表示されます。これで拡張機能のインストールは完了です。
操作される側のPC（ホストPC）
Chromeブラウザのアドレスバーに 「remotedesktop.google.com/access」 と入力してEnterキーを押します。
「リモート アクセスを設定」画面が表示されます。画面右下にある ダウンロード ボタンをクリックします。
Googleリモートデスクトップのホストのダウンロードが完了すると、インストールの準備完了画面が表示されるので同意してインストールするボタンをクリックします。画面の指示に従ってインストールを進めましょう。
パソコンの名前を入力します。現在のパソコンに設定されている名前が自動で入力されるので、そのまま次へをクリックします。
次に6桁以上のPINコードを入力し、起動ボタンをクリックします。
PINは、別のデバイスから操作するPCに接続する際に必要になるため、推測されにくい6桁以上のPIN を設定しましょう。
PCからPCへの遠隔操作方法
Chromeブラウザのアドレスバーに 「remotedesktop.google.com/access」 と入力してEnterキーを押します。「リモート アクセスを設定」画面が表示されるので、操作したいデバイスを選択します。
操作したいデバイスを選択すると、PINコードの入力画面が表示されるので、PINコードを入力して、矢印アイコンをクリックします。
接続が開始され操作したい側の画面がブラウザ内に表示されます。ブラウザ内の画面上で操作することで、接続先のPC内を操作することが可能です。
まとめ
Googleの遠隔操作（リモートデスクトップ）を活用すれば、外出先で自宅のパソコンにアクセスしたり、誰かの端末をサポートしたり、ちょっとした「困った」をスマートに解決できます。難しい設定は必要なく、Googleアカウントさえあればすぐに使えるのも大きな魅力です。トラブルに備えて、「いつでも使える」状態をぜひ整えておきましょう。
