Microsoft Edge(Chromium版) は Windows 10/ 11 に標準搭載されているブラウザのため、通常の手順ではアンインストールができません。ですが、PowerShellやコマンドプロンプトを使うことで、削除することができます。
本記事では、Microsoft Edge を強制的にアンインストール方法について解説していきます。
2020年1月にWindows10の標準ブラウザはMicrosoft Edgeとなりました。その後、Chromium版となった Microsoft Edge は自動配信されるようになり、インストールされた場合は、通常の手段では削除することができない状態となっております。
Microsoft Edgeがアンインストールできない理由
Microsoft Edge は、Microsoft が推奨するWindows既定のwebブラウザであり、web プラットフォームに依存するアプリケーションをサポートしているため、オペレーティングシステムに不可欠な部品であることから、通常の操作ではアンインストールすることができない仕様となっています。
コマンドプロンプトで強制的に削除する
Microsoft Edgeを削除すると一部のサービスが使用できなくなる可能性がありますので、実施の際はご注意ください。
Microsoft Edgeのバージョンを確認する
まずはMicrosoft Edgeのバージョンを確認しましょう。
バージョンの確認は下記の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
Microsoft Edgeがインストールされているパスを確認する
通常は以下の場所(パス)にインストールされているはずですので、エクスプローラーの❶のアドレスバーにパスを入力して【ENTER】キーを押し、保存場所を開きます。
C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application
❷のエリアに前の工程で確認したバージョン番号のフォルダ存在していますので、フォルダを開いて「Installer」フォルダを探し、フォルダをクリックします。
「Installer」フォルダを開いた状態でアドレスバーのパスを選択し、コピーします。
コマンドプロントを起動する
[Windows]+[R]キーを押して【ファイル名を指定して実行】ダイアログを開きます。
❶の「名前」入力欄に「cmd」と入力し、❷の【OK】ボタンをクリックします。
「コマンドプロンプト」が起動します。
コマンドプロントでアンインストール(削除)する
コマンドプロントの画面に以下のコマンドを入力(コピー&ペースト)して実行しましょう。
【バージョン】部分は、前の工程で調べたバージョン番号を挿入します。
cd C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\【バージョン】\Installer
入力が完了できたらキーボードの【Enter】キーを押します。
コマンドプロンプトの文字列として【C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\バージョン\Installer>】が表示されれば成功です。
上記はコマンドプロンプトを実行する場所が、Microsoft Edgeがインストールされているパスになっている状態です。この状態で、以下の削除コマンドを入力(コピー&ペースト)して実行します。
setup.exe –uninstall –system-level –verbose-logging –force-uninstall
入力が完了できたらキーボードの【Enter】キーを押します。
Microsoft Edgeがインストールされている場所のパスがに再び表示されれば削除が完了しています。
実際に「Installer」フォルダの中身を見てみるとファイルがすべて消えていることがわかります。
この時点でスタートメニューなどからもアイコンが消えているはずです。
最後にC:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge内にある下記の【Edge】フォルダも削除しましょう。
以上でアンインストール作業は完了です。