Windowsでアプリをインストールする際に「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」とダイアログが表示され「はい」か「いいえ」の選択画面が表示されたことはないでしょうか?これはユーザーアカウント制御と呼ばれているものです。
本記事ではこのダイアログ(ユーザーアカウント制御)が表示される原因や意味、その設定変更について解説しています。
ユーザーアカウント制御とは
ユーザーアカウント制御は、パソコンのシステム変更などの際に、その操作がユーザー自身によるものなのかを確認し、ユーザーに身に覚えのない不正な動作を防ぐ機能となります。アプリのインストールやシステム変更の際に、管理者アカウントや標準アカウントに対して影響を与えるような場面で表示されます。
管理者アカウントの場合はダイアログボックスが表示され、【はい】をクリックすると操作の実行や設定の変更が可能となります。標準アカウントの場合は管理者アカウントのパスワードなどの入力を求められ、パスワードの入力をしないと、操作の実行や設定の変更は不可となります。
ユーザーアカウント制御は無効にすることも可能ですが、ウイルスなどがパソコンにソフトウェアなどをインストールしようとした際には、このユーザーアカウント制御が働いてくれますので、有効にしておくことでWindowsへ悪意のある攻撃を防ぐことが可能となります。よって基本的には有効にしておくことが推奨されています。
ユーザーアカウント制御の設定変更
ユーザーアカウント制御の表示頻度は通知レベルを引き下げることで減らすことも、無くすことも可能です。
基本的には有効にしておくことを推奨します。少なくとも【通知しない】よりは上位の設定にしておきましょう。
通知レベルの設定変更手順
❶のスタートメニューから【Windowsシステムツール】内の❷【コントロールパネル】をクリックします。
表示されたコントロールパネル画面にて、【システムとセキュリティ】を選択します。
次に【ユーザーアカウント制御設定の変更】をクリックします。
スライダーを動かし、希望の通知レベルの位置に移動して、【OK】ボタンをクリックします。
ユーザーアカウント制御のダイアログ画面が表示されるので【はい】をクリックします。
以上で設定の変更は完了です。
通知レベルについて
ユーザーアカウント制御設定では4段階で設定の変更が可能です。初期設定では上か2つ目の設定となっています。
次の場合は常に通知する
次の場合は常に通知する。
- アプリがソフトウェアをインストールしようとする場合、またはコンピューターに変更を加えようとする場合
- ユーザーがWindows設定を変更する場合
アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(既定)
- ユーザーがWindows設定を変更する場合は通知しない
アプリがコンピューターに変更を加えようとする場合のみ通知する(デスクトップを暗転しない)
- ユーザーがWindows設定を変更する場合は通知しない
通知しない(以下の場合でも通知しない)
- アプリがソフトウェアをインストールしようとする場合は、コンピューターに変更を加えようとする場合
- ユーザーがWindows設定を変更する場合